我が家の周辺では、うっすらと雪が降り積もりました・・。
雪対策と寒さ対策大丈夫ですか?
今回は、この雪と寒さにちなんだ「すがもれ」について話をしていきたいと思います。
「すが漏れ」とも書きます。
図を見てイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
屋根の断面図ですが、白いのが雪で青いのが雪解け水です。
これが「すがもれ」です。
(わかりにくいイラストですが、)施工不良でもなく問題の無い屋根などの隙間から水漏れが発生することをいいます。
もちろん条件が整えば新築でも起こる可能性があります。
メカニズムとしては、
1)降り積もった雪が軒先に堆積します。
2)太陽や家の熱で溶けた雪が樋などに貯まりそれが凍ります。
3)そうすると雪解け水の行き場がなくなり、小さな隙間などに入り込み水漏れを起こします。
しかも、このすがもれの面倒なところは、一度起きると隙間に残った水分が凍って膨張し更に隙間を広げ、より水が浸入しやすくなるという悪循環になります。
すがもれがおこりやすい条件としては
1)雪が多く降る
2)屋根の勾配が緩やか
3)メンテンナスの不足
4)軒樋が詰まっている
場合など色々と条件はあります。
もちろん原因はこれだけではありませんので一例です。
なので、これらの可能性がある場合や原因を作らないために対策をとりましょう。
余談になりますが、タマホームの標準パッケージの屋根勾配は4.5寸勾配が最大です。(多分)
※4.5寸勾配とは、45:100の割合で三角形を作った時の勾配の意味です。
前段の1)と2)については、既にある家をどうにかできるものではありませんので今回は触れません。
しかし、3)と4)については、自分でもなんとかチェックできます。
3)のメンテナンスというのは、例えば樋の傾きズレなどがないかチェックしてみましょう。
傾きなどがあると水が流れず水たまりができやすくなりますので、おかしいなと思ったら業者さんかDIYしてみましょう。
定期点検でチェックしてもらうのもありだと思います。
樹木の多い地域や風の強い地域では、落ち葉や砂埃などゴミが自然と溜まりやすいです。
また、高木のシンボルツリーを植えている家は必ずチェックした方がいいと思います。
これは、自分でも掃除できるのでしてみましょう。
先日我が家でも樋の掃除をしてみました。(家の樋を掃除した写真がないため、カーポートの掃除した時ものでイメージしてくださいww)
掃除前です。結構落ち葉が溜まっています。
掃除後です。
(掃除が適当過ぎです・・・)
高い屋根などは3)と同じく定期点検でチェックしてもらうのもありだと思います。
今は年の瀬で大掃除の時期ですが、大掃除というと家の中だけに目が行きがちですが、家の中だけでなく家の外にも目を配ってみるのもいいと思います。
簡単なものの例として集水桝の泥浚いなども簡単にできるポイントです。
ちょっとした掃除だけでも家の予防保全(家を長持ちさせるための対策)になることが多いのでお勧めです。
話が少し脱線しましたが、以上が「すがもれ」の解説とその予防対策の話でした。
では、よい家づくりを。
前回の建築備忘録はこちらからどうぞ。
関連記事です。よく読まれています。
雪対策と寒さ対策大丈夫ですか?
今回は、この雪と寒さにちなんだ「すがもれ」について話をしていきたいと思います。
「すが漏れ」とも書きます。
図を見てイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
屋根の断面図ですが、白いのが雪で青いのが雪解け水です。
これが「すがもれ」です。
(わかりにくいイラストですが、)施工不良でもなく問題の無い屋根などの隙間から水漏れが発生することをいいます。
もちろん条件が整えば新築でも起こる可能性があります。
メカニズムとしては、
1)降り積もった雪が軒先に堆積します。
2)太陽や家の熱で溶けた雪が樋などに貯まりそれが凍ります。
3)そうすると雪解け水の行き場がなくなり、小さな隙間などに入り込み水漏れを起こします。
しかも、このすがもれの面倒なところは、一度起きると隙間に残った水分が凍って膨張し更に隙間を広げ、より水が浸入しやすくなるという悪循環になります。
すがもれがおこりやすい条件としては
1)雪が多く降る
2)屋根の勾配が緩やか
3)メンテンナスの不足
4)軒樋が詰まっている
場合など色々と条件はあります。
もちろん原因はこれだけではありませんので一例です。
なので、これらの可能性がある場合や原因を作らないために対策をとりましょう。
余談になりますが、タマホームの標準パッケージの屋根勾配は4.5寸勾配が最大です。(多分)
※4.5寸勾配とは、45:100の割合で三角形を作った時の勾配の意味です。
前段の1)と2)については、既にある家をどうにかできるものではありませんので今回は触れません。
しかし、3)と4)については、自分でもなんとかチェックできます。
3)について
3)のメンテナンスというのは、例えば樋の傾きズレなどがないかチェックしてみましょう。
傾きなどがあると水が流れず水たまりができやすくなりますので、おかしいなと思ったら業者さんかDIYしてみましょう。
定期点検でチェックしてもらうのもありだと思います。
4)について
樹木の多い地域や風の強い地域では、落ち葉や砂埃などゴミが自然と溜まりやすいです。
また、高木のシンボルツリーを植えている家は必ずチェックした方がいいと思います。
これは、自分でも掃除できるのでしてみましょう。
先日我が家でも樋の掃除をしてみました。(家の樋を掃除した写真がないため、カーポートの掃除した時ものでイメージしてくださいww)
掃除前です。結構落ち葉が溜まっています。
掃除後です。
(掃除が適当過ぎです・・・)
高い屋根などは3)と同じく定期点検でチェックしてもらうのもありだと思います。
今は年の瀬で大掃除の時期ですが、大掃除というと家の中だけに目が行きがちですが、家の中だけでなく家の外にも目を配ってみるのもいいと思います。
簡単なものの例として集水桝の泥浚いなども簡単にできるポイントです。
ちょっとした掃除だけでも家の予防保全(家を長持ちさせるための対策)になることが多いのでお勧めです。
話が少し脱線しましたが、以上が「すがもれ」の解説とその予防対策の話でした。
では、よい家づくりを。
前回の建築備忘録はこちらからどうぞ。
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