いつもお読み頂きありがとうございます。

ブログを開設してから約半年になりますが、たくさんの質問を頂けるようになりました。

そういった意味では適当な発信はできないという責任を感じながら頂いた質問には可能な範囲で対応(回答)させていただいております。

記事にした過去の質問はこちらからどうぞ。




今回も当ブログあてに質問を頂きましたので、可能な範囲でお答えしていきたいと思います。

subsidy (2)

◇◆ もくじ ◆◇ 

■質問内容(要旨)について
■補助金の前提をおさらい
■補助金の詳細な条件は各自治体が公表している!
■筆者の見解(回答)
■手続きの注意点




質問の内容は、家づくり・マイホームに使える補助金に関することです。

こちらの過去記事をお読み頂いた方から質問でした。

過去記事はこちらから



【質問1】
家づくりの際に(自己資金が厳しいため)補助金を事前にもらうことはできますか?

【質問2】
まだ完全にプランが決まっていませんが補助金の申請はできますか?


という2点の質問を頂きました。(ブログ用に質問をポイント別に2点に要約しています。)



過去記事にも書いていますが、もう一度補助金の基本とポイントを確認しておきます。

1.基本的に着工(着手)に申請をして交付決定を受けておくこと(例外もある。)

2.
補助金の内容や手続きの条件に合致していること。(条件を満たしていること)

3.交付元の自治体などで予算があること(残っていること)

詳細は、過去記事で解説していますのでそちらを確認して頂ければと思いますが、この中にも今回の質問に対する答えのヒントがあります。

それは、「条件に合致していること」です。

では、その条件とは何なのかを確認していきましょう。
subsidy


補助金は補助の対象となる家づくりの条件などを「〇〇〇要綱」や「〇〇〇要領」などの形で公表しています。

※「要綱」=「ようこう」と読みます。

その中で家づくりを始める前に事前に補助金を交付できるのかどうかなどを示しています。

例えば

・家づくりの際に(自己資金が厳しいため)補助金を事前にもらうことはできますか?

という質問に関して言えば、このような文言が要綱の中ににあるか検索します。

補助金概算払い5
※クリックで拡大できます。

また、

・まだ完全にプランが決まっていませんが補助金の申請はできますか?

という質問に関しては、こんな感じの文言や

補助金変更5
※クリックで拡大できます。

こんな感じの文言が書かれていることが多いですので、これを利用することで対応が可能かもしれません。
補助金変更4
※クリックで拡大できます。

補助金変更3
※クリックで拡大できます。

これらを踏まえて筆者の見解を書いてみます。




【質問1】
家づくりの際に(自己資金が厳しいため)補助金を事前にもらうことはできますか?


という質問に関しての答えは、要綱などに文言があれば、「事前に貰うことができる。です。

補助金概算払い5
※クリックで拡大できます。

問題となるのは、こういった文言が無い場合ですが、その場合にはそれぞれの自治体によって独自のルールがある場合がありますので直接確認する必要があります。


【質問2】
まだ完全にプランが決まっていませんが補助金の申請はできますか?


という質問に関しては、「完全にプランが決まっていなくても申請できる。」というのが答えです。

例えば、テクニックとしてはいくつか考えられますが、一例を記載しておきます。

前提:補助金の申請までにプランがまとまっていないが、とりあえず色々なメーカーを訪問した際などに形になっている打ち合わせ初期の平面図などがある場合。

1)その最低限の書類で申請する。 
2)交付決定を貰う
3)その後にしっかりとした最終的なプランを決定する。
4)変更申請を行う。
5)変更申請で交付決定を貰う。


要綱に記載されている条件に基づけば、こういった手順でも対応が可能かと思います。

subsidy



ただ、注意しなければいけないのが、質問1と同じくそれぞれの自治体によって独自のルールがある場合がありますので不安であれば事前に確認しておくことをお勧めします。

最終的には、自治体ごとに対応が異なると思っていてください。



補助金は、基本的には公表されている要綱などのルールに基づいて交付されるものですが、たまに要綱には書かれていない独自のルールがあったり、役所の窓口の担当者ごとに書類のチェックの内容が変わります。

建築確認申請などでも同じで、何度も確認申請を経験しているベテラン建築士でも、役所の窓口担当者の解釈や対応の違いに苦しめられることがあります。

そういった部分は、想定できない部分となりますので都度、臨機応変に対応することが必要になります。

ハウスメーカーや工務店などに申請を代行してもらう場合にも同様で、担当者の経験値やテクニックの差があると思いますので、施主としてもある程度制度を認識しておくこといいかなと思います。(行政書士などに依頼するのも一つの手段かも・・。)


ということで、ちょっとつまらない話になりましたが、是非参考にしていただければと思います。


では、よい家づくりを。


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過去記事はこちらから


前回の記事はこちらからそうぞ。