外構に使えるちょっとおすすめしておきたい型枠の話をしたいと思います。
住宅の基礎工事で型枠というコンクリートを流し込む型があるのをご存じでしょうか。
こんな感じのやつですね。
鋼製のものや木製のものなど種類はいくつかありますがこの型によってコンクリートが形作られるようになります。
型枠を外すとこんな形になります。
コンクリート工事では、打設後の仕上がりの多くはこういったいかにもコンクリートという感じになりますが、「化粧型枠」とよばれる仕上がりが石積みやブロックのような外観に仕上がる型枠があります。
その化粧型枠の中で業界シェアの高い型枠が「モールドスター」と呼ばれる型枠です。(モールドスターは商標名です。)
ちなみにこの画像をみてください。
一見ブロック積みに見える擁壁部分と階段を使ったアプローチですが、これは積み上げたものではなく、モールドスター(化粧型枠)を使って現場打ちしたコンクリートです。
住宅の基礎をつくるのと同じ手順でコンクリートがこのような模様の仕上がりになります。
そのほかにもこういった塀も通常はブロックを積んで表面をタイルで貼ったり左官で仕上げたりしてつくることが多いですが、これもモールドスター(化粧型枠)を使って現場打ちしたコンクリートの塀です。
そのほかにも石積みに見えるようにもなります。
このモールドスターは、個人的にも使い勝手のいいお気に入りの型枠です。
このモールドスターを使うと個人の住宅の基礎はもちろんのこと(出来るというだけで通常は使いませんw)敷地の擁壁や玄関先の門柱や花壇なども化粧された状態に仕上がります。
模様のパターンはオーダーもできるため数百種類にもなります。
このモールドスターは、通常タイル貼りや左官で仕上げるような場所でも見た目で判別がつかないくらい高い精度で仕上がりますのでコスト削減にもなります。
それと、工程が減るので工期の短縮できるということもあります。
また、コンクリートなので高強度にも仕上げられますし、加工が容易にでき一体性が確保できるようになります。
モールドスターは、多くの場合公共事業などで使われますが、個人住宅の外構などにも使うことができ、なおかつ、これらのメリットを活かすことで、工期の短縮、コスト削減や実現が難しかい仕上げなども実現できる可能性があります。(全てではありません。)
モールドスターのメリットを発揮するには、それぞれの状況にもよりますので担当される業者さんなどに確認してみるといいかもしれません。
ちょっと外構プランに行き詰まったり、予算的に厳しいくて実現できないなんて時は、ダメもとでもいいのでモールドスターを使った方法を検討に取り入れてみるといいかもしれません。
参考にしてみてください。
では、よい家づくりを。
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外構に使えるちょっとおすすめしておきたい型枠の話
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