2019年4月23日投稿 → 2020年10月30日更新
今回は土地選びのことについて書きたいと思います。
前回の記事で少し触れましたが、我が家は親の所有する土地を借りて家を建てて「隣居」しています。
こんな感じで位置しています。
実家との位置関係では遠すぎず近すぎず、かつ双方で都合の良い距離感になっていて妻も不満は無いと言ってくれています。
こんな感じで土地選びについては、満足していますが、この土地に我が家を建てるまでに色々と検討した土地選びのことについて書いていきます。
マイホームを計画している段階では、候補地が2つありました。
いずれも近接する土地でしたが、それそれに越えなければならない課題がありました。
候補地A(現在住んでいる土地)の課題と特徴
・農地である。
・農振農用地に指定されている。
・当該地の1筆あたりの面積が広大であるため分筆が必要。
と課題としてはこれだけだったのですが、かなり手間のかかる手続きが必要であることが想定されました。
が、その反面
・水道、電気などのインフラは整っている。
という好条件を備えていました。
ちなみに農振農用地とは「農業振興地域の整備に関する法律」に基づいて、農業の振興を図るため優良農地として守る必要のある農地として指定された場所で、農地以外の利用をする場合には、手続きがややこしく、また手続きの時間もかなりかかる場所になっています。
候補地Bの課題と特徴
・水道、電気などのインフラが全く整備されていない。
・接道が微妙である。
というお金があれば解決できる課題をかかえた土地でした。
一方で、
・田舎の雑種地であるため制限なく即建築が可能という条件の土地であったため、この候補地Aと候補地Bの2つを天秤にかけて検討することになりました。
候補地Aについては、
「農振農用地からの除外手続き」→「農地転用」が必要で、管轄する農業委員会を窓口として申請手続きをすることになります。
特に農振農用地については、事前に除外できる可能性があるかどうかを確認しておかないと、「申請して数か月したあとに認められません!」ということにもなりかねません。
もし、そうなるとマイホームプランがスケジュール的に総崩れしてしまうので、我が家の場合には、事前に何回も農業委員会の窓口に足を運んで、検討資料を提出して可能性があるかどうかを事前に確認してもらいました。
そして農振農用地を除外さえできれば、そのあとは農地転用して土地が住宅用地として使えるようになるという流れになります。
候補地Bについては、
水道、電気が無いという状況でした。
水道については、確認したところ近所の送水管から取り出し工事と引き込み工事を自分でおこなって、水道メーターより外側の部分については、寄付する形にして管理してもらうという流れになるとのことでした。
仮にその工事を実施する場合には、数十メートル程度なので数十万で済む内容の工事でした。
電気については、依頼すれば近所まで幹線の工事をしてもらうえるということですが、期間的には申請から数か月先になるとのことでした。
接道についてですが、我が家の場合には建築確認不要な都市計画区域外の田舎なのでそのままでも問題無い状況でしたが、住宅ローンを借りた場合にその土地を担保に入れる(抵当権を設定する)場合には、しっかりと接道がとれていないと担保物件にできない可能性があるため、この部分も少し手続きを要することが想定されました。
候補地Aも候補Bにしてもどちらもメリットとデメリットがありましたので悩ましい状況でしたが、最終的に決定したのが候補地Aでした。
その理由としては、
・コストを低く抑えられる
・実家に程よく近い
・近所付き合いなどが楽になる
などがあげられます。
このほかにも色々あったと思うのですが、振り返ってみるとなんとなくそこに決めたという印象が強いです。
実家の近くに住むことについては妻の理解も得られていましたし、子育て中の我が家にはちょっと子守りをしてもらったりする場合に非常に便利です。
子供たちも「ちょっと行ってくるね~」という感覚で実家に遊びに行っている状況です。
またゆくゆく親の介護などの負担も考慮するとお互い干渉しない、かつ、されない距離感であったことが、土地選びにつながったのかぁとも思っていますし、いまのところ満足できる決定だったと思っています。
こんな感じで我が家の土地選びは進んでいきました。
農振農用地の農地を宅地にする手続きについては、また別の機会で細かく書いていきたいと思います。
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