別記事でも書いたのですが、とにかく今年の冬は暖かいです。
我が家の地域は積雪寒冷地ではあるのですが、地域内でも雪がかなり降る地域と雪はそこそこで寒い地域という感じで地域ごとに少し特徴が出るような場所です。
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その中で我が家は雪はそこそこで気温的に特に寒い地域になります。
恐らくですが地形の都合上特に寒くなりやすい?地域のようです。
で、本題に入ると暦のうえで大寒の頃には毎年マイナス5度から10度くらいの日が連日続くような印象だったのですが、今年については全然寒くならない。(といってもギリギリマイナスにはなるくらい)体感でいうと平均で5度くらい違う肌感覚での印象です。
こうなると今年くらいのほどほどの寒さである場合には暖房事情も懐に優しい状況になってきます。
実際に使用量も平年比で10%減くらいになっています。
がしかし、反対にこれ以上暖かくなってきた場合には蓄熱暖房である我が家にとっては多少事情が変わってきます。
というのも蓄熱暖房は、夜間に安い電力で貯めた熱を昼間放熱しつづけます。
これが最大のメリットなので我が家のように田舎で灯油も輸送費が嵩んでいて周辺よりも高い、ガスもプロパンしかないという地域にとっては最もコスパの良い暖房方式が電気の蓄熱に限られてしまうような状況の方は全国に多少なりともいると思います。
(もちろんヒートポンプ系の熱源で暖房方式を変更する手段もありますが今回は置いておきます)
そんな蓄熱暖房は暖房を強める(放熱を増やす)ことはできても止めることができません。
なので、寒い日には放熱しつづけることはメリットなのですが、温かい日には放熱し続けることがデメリットになります。
実際に外気温が3度~4度くらいの日の画像で蓄熱暖房を22度(右側)に設定してありますが、暖房周りの室内は25度(左側)になっています。
自然放熱のため設定温度を下げても状況は変わりません。
そしてこれが昨日この記事を書いた時に取った画像です。
外気温はマイナス0度からマイナス1度くらいでしたので、ちょど設定どおりの温度を維持している感じになっています。
暖房から離れると少し温度が下がります。
こんな感じなので寒いのを前提に温かく加温し続ける暖房計画をしている我が家にとっては、これ以上の温かい暖冬になったりした場合には蓄熱暖房は温度コントロールがしにくくなってくるという恐れがあります。
それならば蓄熱暖房を止めればいいじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、蓄熱暖房のデメリットとして電源を切ったり蓄熱量を落してしまうと急な暖房需要に応えられないということがあります。
夜間で蓄熱するため最低でも一晩かけて蓄熱する必要があるからです。
なので暖冬といってもたまには寒い日があり、その時、急に暖房のスイッチを入れるということはできないので、瞬発力のない蓄熱暖房が不便になるかもしれないというデメリットがあります。
また、たまに寒い程度であればそもそも別の暖房方式の方が温度管理的にもコスト的にもパフォーマンスがいいという状況にもなってきます。
しかしながら導入時の検討で蓄熱暖房はとにかく壊れにくいという特徴があるので多少ランニングコストがかさんでもイニシャルコストを換算すると長い目でみてトントンかお得になるのかなぁという計算もしているので(実際には結果論)簡単には変えたくないという状況もあったりしています。
まぁ、色々と考えましたが、実際にそこまで極端に気候変動が起こると考えるのは時期尚早なのかもしれません・・。
まとまらない内容をダラダラと書きましたが、温暖化?という外的要因によってこれが更に進むと当初見込んでいたマイホームの暖房計画に影響がある可能性もでてくるのかも・・という内容が書きたかったのです。
仮に「これ以上の暖かい暖冬という状況になると」という前提で考えてみたついでに蓄熱暖房のメリットとデメリットも書いてみたかったということもありますので暖房選びの参考にしていただければいいなぁとちょっと思う程度の内容です。
最後に文章だと分かりにくいので蓄熱暖房のメリットとデメリットを箇条書きしておきます。
⇒メリット
・乾燥しない(喉にやさしい)
・空気が汚れない
・深夜電力の活用(オール電化の家向き)
・輻射熱で自然な暖かさ
・24時間常に暖かい(ディメリットでもある)
・壊れにくい(長期でのコスパが良い)
⇒デメリット
・大きい
・デザイン重視の方には向かない
・24時間常に暖かい(メリットでもある)
・床の補強や設置代などイニシャルコストがかかる。
・あらかじめ蓄熱しておかないとダメ。(高くつく)
こんな感じです。
ということで、最後までお読み頂きありがとうございます。
では、良い家づくりを。
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