本格的な冬に備えてウッドデッキを塗装しました。

我が家では毎年冬を迎える前に木製のウッドデッキなどの塗装をして冬支度をします。

なぜ冬支度なのかも含めてちょっと作業記録的に書いていきたいと思います。

◇◇ もくじ ◇◇ 

■塗装をなぜ今やるのか
■木材だけではない凍結による凍害
■塗装作業
■おわりに



我が家は積雪寒冷地です。

なので、冬は雪が降り積もり昼間融けた雪が水になりウッドデッキの木材に浸み込み、そして凍ります。

そうすると木材に浸み込んで凍った水分が木材の繊維を破壊しアッ!という間に木材がグサグサな状態になります。

なので本来は木製ではない擬木のウッドデッキがいいかと思いますが、もう設置しているところについては、仕方がないので塗装をして少しでも長持ちするようにメンテナンスします。

つまり、この塗装は見た目よりも性能維持が目的の塗装作業になります。



冬は雪が降り積もり昼間融けた雪が水になりウッドデッキの木材に浸み込み、そして凍って・・・というこの負のサイクルは、木材だけでなく

・屋根材
・外壁材
・土間などのコンクリート
・タイル

など様々なところで起こります。

これはポップアウトとよばれるコンクリートの凍害です。
popout
コンクリートにしみ込んだ水分が凍結して膨張することによってコンクリートが剥がれ落ちる現象です。

こんな感じで寒冷地であるがゆえに様々な問題が起こりえます。

それだけに材料によっては寒冷地仕様とよばれる低温や凍害につよい建材が用意されている場合が多い訳なのですが、場合によっては、寒冷地用や長期保証された高い建材や塗料を使っても破壊的に劣化や損傷していく部分もあるのでそこは仕方のないところです。



今回塗るのは我が家の東側にある小さなスペースです。

ほかにも掃き出しの窓部分に2カ所ほどウッドデッキを設けていますが、ここの東側の部分だけが木製の廉価品を使っています。

なので毎年少し手間をかけてあげています。

ちなみに手を加えているのでもう5年経っていますがまだまだ使える状態です。

手順としては

・事前に洗っておく。(ケレン)
・新聞紙とテープで養生
・塗る

これだけです。

使ったアイテムはこんな感じです。
塗料

こんな感じです。

一般的な水性塗料を用いています。

油性でもいいのですが、色々な面を考慮して個人的に最近はほとんどの場合で水性塗料を使っています。

うすめ液は基本使いませんが、刷毛を洗ったるする場合にあると便利です。

【塗装前】
ウッドデッキ_塗装前2

【塗装後】
ウッドデッキ_塗装後2

均一に塗りムラが無いように塗るだけでOKです。

【塗装前】
ウッドデッキ_塗装前1

【塗装後】
ウッドデッキ_塗装後1
まだ塗装が乾いていませんね・・・。

本来であれば数回に分けて塗りますが、このウッドデッキについてはいつも1回塗って終わりです。

ちなみに住宅の外壁などを塗る時は塗料にもよりますが、下塗り、中塗り、仕上げの3層で塗るのが基本になります。

それから比べるとかなり適当です・・。



この塗装作業は見た目の対策というよりも性能維持が目的の塗装となります。

単に塗装といっても見た目のためだけではなく、材料の保護や暑さ対策など様々な効果をもたらしてくれるため、重要な作業でもあります。

マイホームの塗装についても同じことが言えますので参考にしてみてください。


では、よい家づくりを。




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