駐車場のコンクリート舗装をDIYした話

前回に引き続いてコンクリート工事をDIYした話を書いていきます。

前回は、DIYで犬走りの土間コンクリートを設置した話を書いていますので、まだの方はこちらもどうぞ。


今回は、駐車場のコンクリート舗装をガチDIYした話になります。

◇◇ もくじ ◇◇ 

■駐車場のコンクリート舗装はDIYできるのか。
■用意した(使った)材料と道具
■コンクリート舗装にかかった費用
■施工の様子と手順
■駐車場舗装の話まとめ



駐車場の舗装は、自分でやってきたDIYの中で一番大きなコンクリート工事でしたので、やる前は少し不安でしたが、趣味のレベルですがある程度DIYや手伝いなどで場数を踏んできた経験もあったのでチャレンジしてみました。

今回はDIYといっても事前に問題になると分かっていたのがコンクリート打設時です。

コンクリートミキサー車を手配して生コン(固まっていないコンクリート)を運んでもらいますので、さすがに1人では作業できないことがあきらかでした。

そこでコンクリート打設時には友人を1人頼んで2人態勢で行うことにしました。

なので完全な1人DIYではありませんが、ほぼDIYということで行きたいと思います。

ということで、舗装工事に先立って重要になるのが型枠の設置や材料の手配などの準備作業になるわけですが、私の場合にはこんな感じで準備をしておきました。



もともとDIYが好きなので色々なことをやってきましたが、そんなこともあってある程度の道具が揃っていましたので、費用的には材料代がそのほとんどになります。

用意した(使った)道具

用意した道具はこんな感じです。(主なもの)

【借物】
・オートレベル・・・水平を図る機械
・転圧プレート(コンパクター)・・・地面を固める。


【自前】
・スコップ類・・・掘ったり、削ったりする。
・一輪車(ネコ)・・・生コンを運ぶ。
・レーキ(トンボ)・・・生コンを均す。
・左官用のコテ(一式)・・・生コンを平らに仕上げる。

左官用コテ

・タンパー・・・生コンを締める。
タンパー

こんな感じです。

借り物については、レンタル専門店で手配しました。

それ以外のものについては、実家の家業が農業をしていることもあって細々とした道具を持ち合わせていたのと、DIYのために都度購入してきたものでほとんどを賄えました。

なかには以外と個人の趣味のレベルで持っている方は少ないのではないかと思われる道具もあるかと思いますが、なければレンタルなどでも手に入るものになっています。


用意した(使った)材料


主なものになっています。

・型枠用の木材(タマホームから貰ったもの)
・ワイヤーメッシュ(ホームセンターで購入)
・生コンクリート(近所の生コン屋)
・砕石(事前に購入してあったもの)


このくらいでしょうか。

特殊な材料は特にありませんので、誰でも入手できるものになります。



駐車場のコンクリート工事の面積と舗装構成はこんな感じになっています。(クリックすると拡大します。)
舗装構成
ブログ用に作成したものですが、この大きさでコンクリート舗装していますので、これで費用を確認してみたいと思います。

型枠の木材は貰い物なのでタダになりますのでここでは割愛します。


→タンパーは、ヤフオクで7000円くらい


→ワイヤーメッシュ・・・ホームセンターで7,000円くらい

ワイヤーメッシュは網状に鉄筋が組まれたもので、通常縦横1m×2mで売られています。

面積的な計算を算出するときは、ワイヤーメッシュ1枚が2m2(1m*2m)なので14枚分になります。


→生コンクリート・・・生コン屋さんで50,000円くらい

生コンは、ミキサー車で配送してもらうので、事前に配送時間と数量を伝えておくことになります。

計算上は、H5m*W5.5m*T0.07mで1.925m3あれば足りる計算になりますが、経験上これでは足りなくなりますので、少し多めに2.5m3発注しました。(我が家の地域では生コンが割高です。)

そして、余った場合の使い道を決めておくといいかもしれません。

そうでなければ、余ったものは生コン屋さんが持ち帰ってくれると思います。


→砕石・・・近所のプラントで購入3000円くらい

砕石は、近所のプラントで2m2ほどまとめて買い込んだのですが、ほとんど使いませんでした。



DIYについては、取り忘れてしまったことと生コン打設中は撮影する余裕がなくザックリのものになります。

簡単にですが作業手順も書いておきます。


手順1:

あらかじめ駐車場のおおまかな形は業者さんにお願いして、屋外給排水工事の埋め戻しの際に整地してもらっていました。

なのでDIYとして行った作業としてまずは、路床部分の鋤取りを行いました。

基本は手作業で、水糸を貼って路床部分の高さを決めながら、テデコボコを直しつつ水平をとる作業です。


手順2:

路床(駐車場部分の地面)が比較的硬い土質であったため砕石は撒き散らす程度で、あとは水撒きと転圧プレートで転圧を数回繰り返しました。


手順3:

マイホームの木工事で余った材料を使って型枠を設置しました。

大きさは、先ほど画像のとおり2台分の大きさを確保しています。


手順4:

ワイヤーメッシュを敷きこみます。

丁寧にやるのであれば結束線という針金をつかってワイヤーメッシュを結束(針金で縛る)といいのですが、面倒なのでほとんどやっていません。

ここまでの手順でできあがったものがこちらです。

有り合わせの材料を使ったこともありますが、あきらかに素人感満載の型枠になっています。
カーポートー型枠-2

カーポートー型枠-01

本当であれば目地(コンクリートとコンクリートの隙間)部分の型枠は、こんな感じで角材を板で挟み込んだ形にすると型枠を外すときに楽になりますので参考にしてください。
型枠

手順:5

コンクリートの打設と左官(コテでコンクリートを均すこと)になります。

頼んだ友人と2人で手分けしてして作業しました。

・一輪車でコンクリートを運ぶ
・レーキで均す
・タンパーでタンピング
・コテで均す


こんな分担を2人で淡々と作業しました。

天気がよかったこともあって一気に打ち切りましたので正直作業中は会話も無いくらい余裕がありませんでした。

打設完了後は、コンクリート表面の水の浮き上がりを確認したながら何回かコテで「波消し」を行います。

という感じで作業したものがこちらです。
カーポートー生コン-2

カーポートー生コン
翌日に撮影したものになります。(スロープ部分の刷毛引きを少し失敗しました。)


手順6:

コンクリートが固まったら型枠を外して、目地に化粧砂利を敷きこんで完成になります。

が、型枠を外してからも1週間くらいは毎日コンクリートに水撒きをして急な乾燥を防ぎながら養生しました。

そして完成したものがこちらです。
カーポートー完成_2

カーポートー完成
まだコンクリート内の水分が抜けていない状態なので見た目はまだら模様でキレイではありませんが、数日で水分が抜けてキレイになります。

概ね強度も出た感じなので完成に近い状態です。

5年経過後もヒビ割れなどの問題も無く利用できているのでDIYとしては成功したと言えると思います。




この駐車場のコンクリート舗装は自分のDIYの中で最も大規模なコンクリート工事になりました。

それだけでに達成感も大きく満足しています。

クオリティこそ低いかもしれませんが、DIYならではのやりがいと思い入れができたので丁寧に使って行けると思います。

費用的にも8~9万円程度で済んでいるので楽しみながらの達成感と費用面で一石二鳥といった感じです。

コンクリート工事のポイントは、後戻りできない作業なので材料や型枠などの事前の準備をしっかりすることにあると思います。

テキストなども充実していますし、ホームセンターなどもである程度道具も入手でき、材料も一般の方でも入手できるので興味のある方は、チェレンジしてみてください。(最初は小さなものから始めましょう。)

ということで、駐車場のコンクリート舗装をDIYした話でした。


最後までお読み頂きありがとうございます。


では、よい家づくりを。




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