タマホームの建築単価がどのくらい上がっているのか気になりませんか。
タマホームが公式に公表している資料から拾ってみましたので、個人的な主観も入れながら書いていきたいと思います。
ここ最近(過去10年くらい)どの会社でも建築単価は上昇傾向が続いています。
理由は色々ありますが、主なところとして
・毎年続く災害(東日本大震災やそれ以降は大雨など)
・人件費(建設業界だけではない)
・オリンピック関連需要
・建材の値上がり(関連して需要が高まる)
・住宅性能の高性能化
・低金利(住宅ローン借り入れが増える)
つい最近、ウッドショックと呼ばれる木材価格が高騰する出来事がありました。
素人目線で考えても値下がりする理由は見つかるけど、値下がりする理由はなかなか見つかりません。
そんなこともあって価格を抑えよと住宅の小型化(面積を小さくして価格を抑える)動きもあるようです。
外的要因などもからんで値上げりする理由が色々と見つかります。
では、タマホームはどのくらい値上がりしているのか。
分かりやすいデータがあったので引用させていただきます。
こちらはタマホームのIR資料ですが、(決算月が5月であるタマホームの20年度の決算資料)前年同期比で4%近い単価の上昇が確認できます。
続いてこちら。
こちらは更に新しいデータですが、19年5月期と比較すると(19年5月期を100とした場合)2年で百分比が106となっていることがわかります。
結構いい値上がりだと思います・・。
ただこれを見て値上がりしていると思った人と場合によっては、それほど値上がりしていないと思った人もいるかもしれません。
どちらかというとタマホーム以外の他社と天秤にかけて比較検討している人は、他社の値上がり水準も承知しているとそれなりであることに気が付いているかもしれません。
下の統計を見てもらうと分かるかもしれませんが、業界全体でも値上がりしていますのでタマホームだけが値上がりしている訳ではないということを理解しておくだけでも見方が変わってくると思います。
ちなみに下の数字は税金などが控除されているのでタマホームと前提が違います。(水準として理解してください。)
だとすると今後はどなるの?って話になると思いますが、個人的な見解としては
「当面はゆるやかに値上がりが続く」と思っています。
2030年、2050年に向けた二酸化炭素排出量の削減目標やそれに関連して住宅性能の義務化など来年度以降に制度改正することが見込まれていますので、そういったコストは価格転嫁されてくると思います。
ただ、タマホームは急な値上がりが無いように価格をそのままに仕様変更や仕入れを調整したりして、「ウリ」であるコスパは、他社に負けないように動向に合わせて変更し続けるはずです。
という感じに今までのタマホームの動向見ていると感じています。
なので分かりやすく言うと、「業界全体の水準として値上がり傾向は続いても、タマホームの圧倒的なコストパフォーマンスは維持される」といった感じではないかと思います。
ということで今回はここまでです。
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前回の記事はこちらから。
タマホームの建築(販売)単価は2年間で約〇%もアップしている!? 今後の値上がりは・・。
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