2018年12月24日投稿 → 2019年11月4日更新

tamahome 電気温水器


今回は、給湯器のことについて書いていきます。

前回の建築備忘録の記事はこちらからどうぞ。


◇◇ もくじ ◇◇ 

■給湯器の種類と熱源
■我が家の給湯器
■給湯器のポイントと注意点
■給湯器の話まとめ



給湯器は一言でいうとお湯を沸かして供給する設備ですが、ガスや灯油や電気などを熱源としてお湯を沸かすものなど様々な種類があります。

最近では、エコ機運の高まりから太陽の熱で光熱費0でお湯をつくる作るシステムも再び流行りだしているようですね。(システム自体は昔からあります。)

電気でお湯を沸かすものでいうと主なところでエコキュート電気温水器などがあります。

エコキュートは、電気をもとにヒートポンプ使って、大気の熱エネルギーを取り出してお湯を沸かすシステムで、エアコンの原理と近いです。

環境にもお財布にもエコであるというメリットをもっています。
エコキュートの仕組み
※ダイキンさんからお借りしました。

電気温水器は、割安な深夜電力でお湯を沸かし、貯湯タンクの中に一日に使うお湯を蓄えておく大きなポットをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

構造がシンプルであるため故障率も低いというメリットもあり、また機器自体の寿命が長いです。



そして我が家の話になりますが、我が家では電気温水器を採用しました。

特に深い意味はありませんが、5年前にタマホームで建てたときのパッケージでは、370リットルのエコキュートが標準になっていました。

ガス方式もありましたが、プロパンガスしかない我が家の地域ではコスト的に採用できませんでした。

しかし我が家の生活スタイルと家族構成では、370リットルの湯量では将来的に足りなくなるのがあきらかなので、オプションで容量を大きくしようとしたところ、460リットルの電気温水器が差額無しで入れられることになったので採用しました。

という単純なきっかけで電気温水器を採用することになったわけです。

こんな感じで設置されています。
電気温水器

5年前の話でいくと、イニシャルコスト(設置費用)はエコキュートが高く、ランニングコスト(通常の電気料)では、電気温水器の方が高い状況で、どちらにしようか天秤にかけるような状況でした。

そういった状況から当時の計算では差額なしで370リットルから460リットルに変更出来たことで、ランニングコストの高い電気温水器でも料金的にペイできる計算でした。

しかしながら、現在ではエコキュートが大幅に安くなっていますので、460リットルにしたい場合でも差額を払ってエコキュートにした方がコストパフォーマンスは高いかもしれません。

問題なのは、冬季の電気代です。

寒冷地で寒冷地仕様のエコキュートを使っても条件によっては、一般に言われるほどランニングコストがお得でない場合があります。

このあたりの内容については改めて検証が必要だと思っています。



エコキュートと電気温水器については、熱源は違うけど仕組みが似ているとことがあってこんな感じで大別されますのでポイントと注意点をまとめておきます。

・フルオートタイプ
スイッチひとつで風呂の「お湯張り」「保温」「足し湯」「追い炊き」を全自動でしてくれます。
全ておまかせで操作可能なタイプのエコキュートです。
でも寒冷地では、逆にコストがかかってしまう可能性があるので注意です。


・オートタイプ(セミオートタイプ)
風呂の「お湯張り」が自動でできます。
お湯が冷めた場合の「差し湯」や「足し湯」は手動ですが、その分本体価格がリーズナブルになります。
個人的には、寒冷地でコストを気にするならばこのタイプをおすすめします。

・給湯専用タイプ
シンプルな給湯専用タイプで、お風呂の自動お湯張りなどの機能がありません。
どちらかというとリフォーム向けで、既存の給湯器配管が利用可能です。


あとは全般的な仕様の違いを理解しておくといいかもしれません。

耐塩害仕様→防錆・防腐処理がされている。
エコキュート耐塩害仕様

寒冷地仕様→機内配管凍結対策→凍結防止ヒーター内臓され作動する。
エコキュート寒冷地仕様

循環凍結防止運転→お湯を回して凍結を防止する。

圧縮機予熱運転→予熱制御を行い、圧縮機の軌道不良を防ぐ。



最近は少なくなりましたが、エコキュートや電気温水器には屋内用と屋外用の仕様が分かれていますが、屋内に屋外用のエコキュートが設置されていたり、寒冷地に一般地用が設置されていたりと結構無理矢理な設置が見られましたので、どうしてこうなってるの??ということがたまにあります。
エコキュート設置可能地域

施主さん側でも可能な限りのチェックはしておきましょう。


そのほか給湯器は生活スタイルや家族構成などを考慮して容量やタイプを検討しておきましょう。

また性能は能力的な有効期間も給湯器のタイプによって異なりますので、長期的な更新計画も必須になりますので考慮しておくことをおすすめします。

以上が給湯器の話でした。




では、よい家づくりを。



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