2018年10月11日投稿 → 2019年07月30日更新

tamahome 軒天 屋根工事

今回は軒天について書きます。

◇◇ もくじ ◇◇ 

■軒天とは
■防火上の機能と我が家の施工状況
■軒天の話まとめ



軒天とは、屋根の庇(ひさし)の裏側の部分と言えばわかりやすいでしょうか・・・。

外壁などと同じく家を守る役割と見た目などの印象を決める重要な部分になります。

色やデザインによってかなり見た目に与える印象が大きい部分のひとつです。

家を守るという機能面の話としては、この軒天は建物の防火上特に重要な箇所になります。(規制の有無によっても異なります。)

そのほかにも小屋裏(屋根裏のこと)の通気を確保するための通気口が設けられていて、目立ちにくい地味な箇所ですが、とにかく色々な役割を持っています。



防火上の機能の話で言うと建物が燃えるときに、炎は上に向かって燃え広がっていきます。

その時に軒天から小屋裏(屋根裏)に入り込みます。そうすると一気に建物内部に延焼しますので、この軒天で炎を食い止めるために不燃材を使うことが防火上有効な手段になります。

ちなみに我が家の施工状況を使って説明すると軒天はこの部分です。
tamahome 軒天 屋根工事
これは、まだ下地が見える状態で、仕上げ材が未施工の状態です。

これが仕上げ材の施工が終わるとこんな感じになります。
DSC05153
仕上げ材が施工されると外観イメージも一気に変わりますね。

ちなみに前回外壁の話をしましたが、施工の順番でいうと軒天仕上げが先でしたので順番を間違えました・・・(汗)

職人さんにもよると思いますが・・

そして、小屋裏(屋根裏)の通気口はこんな感じです。
tamahome 軒天 屋根工事
一般には、通気見切りという部材で、真ん中にある切れ目の部分から通気を確保して小屋裏(屋根裏)の空気を循環させます。

前回の外壁の話で書いた通気層と同じ役割を小屋裏(屋根裏)に持たせています。

前回記事はこちらからどうぞ。


小屋裏の通気を確保する部材の例

我が家の場合には、小屋裏の通気は、軒天部分の通気見切りという部材を取り付けて行う設計になっていますが、そのほかにも

・有孔ボート(軒天のボードに穴が空いているもの)
・自然換気(通気)
・機械換気


などがあったり妻壁からの換気もあります。(ほかにもあります。)

換気の計画については、ガイドラインが定められていたり、法令上の規制によって防火ダンパー付きのものを採用したりすることによって製品などの選択肢が変わることもあるので、設計担当者に確認したりして機能面とデザイン面の両側面から検討するといいかもしれません。



色々な部材の形や色や種類があるので打ち合わせなどでもデザインの選択に頭を悩ますこともあるかもしれません。

ちょっと、淡々とした内容になりましたが、施工(工事)がこれからという人は一読しておくとイメージが湧きやすいかと思います。

何してるのだろう??」よりも「多分あれやってるのかな」という感じに見え方が変わるかもしれませんし、そうなると家を業者さんに建ててもらっているというよりは(一緒に)建てているという感じになると思います。
(ならなかったらごめんなさい。)

まとまらない内容になりましたが、以上が軒天の話でした。



では、よい家づくりを。



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