今日は建築備忘録お休みします。

前回は、外壁の下地について書いていますのでまだの方はこちらからどうそ。


今日は雑談します。

よく聞くベランダバルコニーってどう違うかわかりますか?

では、クイズ形式で出しますが、AとBの画像はどっちがベランダでどっちがバルコニーでしょうか。

Aの画像:
l1

Bの画像:
l2
※画像はどちらもリクシルさんからお借りしました。




では、答えです。

答えは、Aがベランダで、Bがバルコニーです。

表現としては、結構ゴチャゴチャに使われていますが、メーカーさんなどは、しっかりと使い分けられていることが多い、なのにその形状やニュアンスは統一されていない感じというのが実感です。

ちなみに端的に表現すると

ベランダには、屋根部分がある

バルコニーには、屋根部分がない

よく言われるベランダバルコニー違いは屋根の有無や形状の差で判断します。

ちなみに我が家は、積雪寒冷地なので20年後、30年後の雨漏りなどを警戒してベランダにしました。

今の防水性能は、10年や15年では全く心配のないレベルですが、それを超えるとメーカーの保証がなくなります。

つまり製品についての責任は持ちませんよってことです。

なぜベランダなのかというと、まず、屋根が無いと直射日光によって製品の劣化が早まります。そして、積雪寒冷地だから冬には雪が積もります。それが昼間の気温上昇で雪解け水となります。その水が目に見えないレベルの隙間に入り込み、それが凍るとだんだんと大きな隙間となります。そしてまた夏になり劣化が進行し広がった隙間に更に水が入って凍ってを繰り返します。

これを繰り返すと最終的には雨漏り(水濡れ)の原因になります。

これは、屋根にも、外壁にも言えます。

特に外壁は、外壁メーカーがセルフクリーニング機能を売りにしている場合もありますが、あえて軒の出(庇)を短くする人がいますが、個人的にはおすすめしません。

ベランダの話同じ現象が起こりやすいと考えているからです。

ただこれは、個人的主観でありますし、不安を煽るつもりは全然ありませんので雑談ということで聞き流していただければと思います。

では、よい家づくりを。