柱状改良 地業 掘削 水盛り やり方 根伐り 透湿防水シート スタイロ貼り 捨コン

今回から何回にわけて自身の家づくりの備忘録を兼ねてタマホームで家を建てた時の施工の様子を書いていきたいと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ。


タマホームで我が家を建てたのは約4年前(厳密には4年と数か月前)です。

現在とは、工程や仕様が多少異なると思いますが、参考程度にはなると思います。

◇◇ もくじ ◇◇ 

■柱状改良の工程
■地業その他の工程
■(まとまらないけど)まとめ




紆余曲折を経てタマホームに決定したあと色々と設計段階の打ち合わせを重ね、着工を開始したのは、約半年後でした。

タマホームに決まるまでの話はこちらをどうぞ。


我が家は柱状改良工法という地盤改良をしています。

柱状改良とは、地中を円筒形状に掘り起こして、そこにセメントミルクを流し込んで地中に柱のような固いコンクリートの柱を作る工法です。

その工程は、地縄張りという家の位置を決める目印を設置する作業が終わり、1週間後くらいに着工しています。

これが実際の地縄貼り後の様子です。
地縄張り

ちなみにその地盤改良の工期自体は1日で終了しました。
柱状改良

柱状改良と地業チェックポイント

誰でもできる簡単なチェックポイントを書いておきます。

マニアックなので興味の無い方は読み流してください。

・柱状改良
→必要本数が打ち込まれているか(→数えてください。)
→杭の天端(一番上の面)のレベルがとれているか(→一定になっているか)
→まっすく掘削されているか。(→見て判断)
→打ち込み深さが確保されているか(→ドリルのような機械が来るのでその長さを見てどのくらい掘り込まれているかチェックしてください。)
掘削
こんな感じですね。



柱状改良工事が終わってそこから1週間くらい養生(固まるまで期間をおくこと)をしたら、次の工程になりますが我が家では、

・水盛り(水平を出す工程)
・やり方(位置を出す工程)
・根伐り(基礎部分の掘削)工程
・透湿防水シート
・スタイロ貼り
・捨コン


までを1日で完了しています。

職人さんのウデマエも手際も良くて、お驚きのスピードでした。

矢印の部分が柱状改良の杭頭です。
柱状改良 地業 掘削 水盛り やり方 根伐り 透湿防水シート スタイロ貼り 捨コン
本数は、30数本(覚えていない)入っています。

前述しましたが、驚きのウデマエと手際の良さで、根伐り(基礎部分の掘削)工程と透湿防水シート、スタイロ貼り、捨コンまでが1日で完了しています。

欲をいうなら地業後は、水締めするか数日放置でもよかった気がしています。

ちなみに地業(じぎょう)とは、砕石などで基礎部分を強固にする作業のことです。

なお、仕事自体も全体的に丁寧でした。
柱状改良 地業 掘削 水盛り やり方 根伐り 透湿防水シート スタイロ貼り 捨コン


こちらは、透湿防水シート、スタイロ貼り完了後です。
柱状改良 地業 掘削 水盛り やり方 根伐り 透湿防水シート スタイロ貼り 捨コン
既に外周部分には、コンクリートを流し込む型枠が設置されています。

DSC04944
これが、捨コン打設後です。

捨コンとは、捨てコンクリートといって、型枠などの器具を座り良く安定的に設置するために打設するコンクリートのことです。

黄色の糸を水糸(みずいと)といいますが、基礎の外側の面の位置を示しています。

ちなみに夏場などで、捨てコンひび割れを気にされている方がいる時がありますが、型枠がしっかり座れば影響は無いと考えています。

業者さんも捨てコンなので養生しないと思いますが、そういった場合には施主さんにそれを伝えてあげると安心できるのでいいかもしれません。(業者さんは読まないか・・・)


地業その他の工程のチェックポイント

このケースだと捨コンの役割としては、コンクリートを流し込む型枠を安定的に据え付けるためと、黄色の糸(水糸)を基準に捨コンの天端(一番上の高さ)が、基礎の下端(一番下の部分)になるように計算がされています。

言い方を変えると、この時点で建物の基礎や玄関アプローチや窓の高さや屋根の高さまで全て計算されていることになります。(厳密には水糸を張った時点)

なので、捨てコンが打設された時点で、捨てコンの天端(表面の部分)から水糸のまでの距離が捨てコンぐるっと1周してどこでも一定になっているかを確認しておく必要があります。(中には例外も一部あります)

基礎の高さ(根入れ深さ)は、それぞれ仕様によって違うので具体的な数字は示せませんが、工務さんや職人さんに直接聞いて確認するといいかもしれません。

あとは、残土の量や置く場所、処分方法などはあらかじめ確認しておきましょう!

残土に関する関連記事です。




と、いうことで地業その他の工程については、以上のような感じでした。



今回施工頂いたタマホームの下請けさんは、寒冷地での施工経験もある優秀な業者さんでした。

我が家が積雪寒冷地にあり冬場の施工だったので、家づくりの要となるこの基礎工事の部分については、営業さんに積雪寒冷地での施工経験のある業者さんが入るように強く要望していましたので、それに応えて頂いた感じです。


以上が、我が家の柱状改良工事と根伐り~地業編のザックリとした記録とチェックポイントでした。


では、良い家づくりを。



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