今回は、感震ブレーカーと通電火災対策について書いていきたいと思います。
前回は、玄関ドアの鍵(ドアキー)について書いていますのでまだの方はこちらからどうぞ。
東日本大震災における本震による火災全111件のうち、原因が特定されたものが108件で、そのうち過半数が電気関係の出火なんだそうです。
【北海道大停電】停電復旧後の通電火災に注意、阪神淡路大震災や東日本大震災でも発生 https://t.co/HAlb1aJ4Mq #大停電 #通電火災 #ブレーカー #拡散
— 【最新まとめ速報】まとめまとめ(公式) (@matomame3) 2018年9月6日
地震によって建物が揺れると、例え建物が持ちこたえたとしても、地震による建物の揺れや電柱の傾きなどで建物内の電気配線や幹線など様々なところで配線に負担がかかります。
停電などが復旧して、通電が再開されると伸びきった電気配線などがその通電の電気抵抗に耐えられずに熱を発して火災が発生したりします。
簡単なメカニズムとしてはこんな感じになりますが、要は対策をしていないと防ぎようがない火災が発生したります。
ちなみにそういった地震に起因する火災は、通常の火災保険では保障されません!
今回この地震に起因する火災を予防する対策としておすすめするのが、「感震ブレーカー」。
知っていますか?
※画像はpanasonicさんからお借りしました。
「感震ブレーカー」は、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。
※画像はpanasonicさんからお借りしました。
「感震ブレーカー」の種類としては、主に4とおりで、それぞれの特徴は下図のとおりとなっています。
・分電盤に内蔵されているタイプ
・分電盤に後付けするタイプ
・コンセントタイプ
・簡易タイプ
※経済産業省の資料をお借りしました。
金額的にも比較的廉価なものが多いので、お守りのつもりで設置しておくのもいいですね。
これから電気工事という方は、まず業者さんに相談してみてください。
後付けやコンセントに差すだけのものもあるので設置を検討してみるといいかもしれません。
自分でも取り付けできる簡易なものもありますのでその場合は価格的には数百円~数千円で設置できます。
業者さんに設置してもらう場合でも数千円~数万円で設置することができます。
この「感震ブレーカー」国も設置を推奨していて補助金などの制度もあるようです。
(個人が行う防災や減災の取り組みに補助金などの援助を貰えることが増えてきていますので、お住いの自治体などでチェックしてみてください。)
感震ブレーカーを設置することで、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気による火災を防止する有効な手段となります。
何千万円もかけて建てるマイホームをわずか数百円程度で守れるとするならば対策をしても無駄にならないような気がします。
しまも、これも立派な防災対策の一つと言えますね。
そういった意味でも数百円から数千円のコストをかけてあげるだけで対策のとれる住宅設備などが比較的多くあるのでこれからという方も、既にマイホームをもっている方も対策について考えてみるといいかもしれません。
ということで、感震ブレーカーと通電火災対策の話でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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