2018年9月3日投稿 → 2020年2月3日更新
住宅の基礎の話について簡単に触れてみたいと思います。
説明するまでもないかもしれませんが、住宅の基礎は、家を支える重要なパーツです。
人に例えるならば、足腰といったところですね。
用語の使い方としても「基礎練習」とか「基礎知識」とか「基礎代謝」とか物事の大元を成すものとして使われるくらいなので建物の大元を成すものであることは容易に想像できますね。
知っている人にとっては何でもない話かもしれませんが基礎は構造上、一番と言っていいほど非常に重要なパーツなので確認しておきましょう。
この基礎の種類は何種類ありますが、一般的な木造住宅で採用されるのは、ベタ基礎(べたきそ)と布基礎(ぬのぎそ)の2種類です。
ベタ基礎の断面です。
建物の重さを面で支える特徴をもっています。
コスト的には布基礎よりもやや嵩みます。
そして布基礎断面です。
ベタ基礎と違い面ではなく線(帯)で支えるイメージになります。
こちらの布基礎については施工性の良さなどがあげられます。
それぞれに特徴がありますし、見た目の違いが特徴的ですのである程度はベタ基礎と布基礎の違いがイメージできると思います。
余談として少数派になるとは思いますが鉄骨造の家などでは独立基礎などを採用する場合があります。
よくこの議論は見かけることがあると思います。
個人的な見解としては現行の住宅事情において優劣はほとんど無いと思っていて、それよりも「ベタ基礎だから安心」「布基礎は不安」といったような謳い文句を過信する方がリスキーな話になると思います。
たしかに画像にもあるとおり、ベタ基礎の最大の利点は、垂直荷重を安定的に面で支えることができますので、不同沈下などによる家の傾きなどのリスクに強いのかもしれません。
しかしながらしっかりと施工されている基礎を前提に考えた場合には、むしろその土地がどうなのか、地盤などの地耐力評価などが適切に行われているかどうかなどが重要になってくると思っていて、それがしっかりできていればどちらの基礎にも通常家を建てるのに大きな優劣がつくものではないと思っています。
大昔は石の上に乗っかっていただけの時代もありましたが未だにしっかりと残っているものもあります。
そういったことを考えると色々な要素が組み合わさって「基礎」ができますので基礎構造だけで過度な心配や配慮はいらないのではと思います。(考えても難しすぎる・・)
これはどのメーカーを利用する方にも共通して言えることでしょう。
伝えたいことが上手に表現できていませんが、単純に基礎構造による違いのみで優劣を付くものではないので気を付けましょう。
では、よい家づくりを。
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