新築と改築、実は同じように使われていたり、ゴチャゴチャに使われていたりします。
でも状況やニュアンスだけで伝わる部分もあるので意外と問題にならなかったりしますので、特段違いや意味については考えないことも多いかと思います。
実は、この新築と改築ちょっと意味が違うので簡単に説明します。
新築といっても今回このブログで書くのは「建築(家を建てる時)の話」です。
どうしてこんな前置きをするかというと、建売住宅の分譲などでは表示上の定義として「建ててから1年以内」とか「1度も居住していない」家のことを「新築」として扱うという法令上の決まりがあります。
ただこれは、売ったり買ったりするときの話なので、今回はこの話についてではありません。
結論を極端に言うと「建ててから1年以内」で「1度も居住していない」家でも「新築」ではないという話なのです。
でもこれだとちょっと暴論ぽくなるので噛みくだいていきます。
実は、建物を新しく建てるとき日常の会話などほとんどの場合には新築と表現していることが多いです。
でも厳密にいうと新築と改築の意味が違います。
反面、「増築」などは、しっかりと使い分けられたりしています。
恐らくですが売買などの不動産取引と注文住宅など請負契約上のやりとりがゴチャゴチャに使われているのが原因ではないかと考えられます。
では、新築と改築は何がどうちがうのか解説します。
新築とは
新築とは「 建築物のない土地に、新たに建築物を建築すること」をいいます。
つまり何もなかったところに新たに建てることを新築といいます。(そのまま・・)
改築とは
改築とは「建築物の全部又は一部を除却した場合、又は災害等により失った場合に、これらの建築物又は建築物の部分を、従前と同様の用途・構造・規模のものに建て替えること」をいいます。
わかりやすくいうと、既存の建物を取り壊して、建て直した場合には改築といいます。
※国土交通省HPよりお借りしました。
細かい決め事が色々なるので詳細は割愛しますが、大きくこの違いを覚えておくと何かの役に立つ?かもしれません。(どんな時役に立つかは後述します。)
冒頭でいったとおり、建売住宅の売買など取引上の表現では「建ててから1年以内」とか「1度も居住していない」家のことを「新築」として扱うというルールがあるので新築と表現するかどうかの問題がありますが、新築と改築の表現を分けなければいけないというルールはありません。(多分)
また、注文住宅などの場合には申請手続きなどで使い分けますが、打ち合わせや会話などの表現ではそういった部分は気にしなくても問題ないと思います。
工事の看板などには「〇〇様邸新築工事」といった感じに表現されている場合もあると思います。
この新築と改築の違いについては、調べても結構ゴチャゴチャに書かれているものが目立ちます。(もちろんしかり使い分けられているものもあります。)
このあたりについては、手続き上の話でなないので問題はありませんのであまり気にしなくても良いと思います。
反対に新築物件として売られているような建物を消費者目線で調べる時など申請書類に「改築」とあれば、「この土地には以前から建物があったんだ」といった具合に見極めの参考に使えます。
ほとんど役に立つ機会はないかもしれませんが、雑談程度に参考にしてみてください。
では良い家づくりを。
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