「凍害」の意味をご存知ですか。

その名のとおり、凍結によって起こる被害なのですが、例えば

・コンクリートがボロボロになる
・タイルが剥がれる
・ドアが開かなくなる
・雨漏りしてしまう


などなどこれだけではないのですが色々なケースがあって中には少々面倒になるものもあります。

しかも、その力が想像以上に破壊的で時には、住宅などにも容赦なく被害を与えてしまうことがあります。

メカニズムとしては簡単で凍った水が膨張して膨らむ力によって建物などにダメージを与えることが多いのですが、その力の凄さについてはなかなか想像がつかないかと思います。

そこで良いサンプルを見つけたので紹介したいと思います。

先日とある立体駐車場の屋外でステンレス製の転落防止柵に凍害の爪痕を見つけたので記録しておきました。

わかりますか・・。
凍害_2

ちょっとアップで見てみましょう。
凍害
ステンレス製の柵の一部が裂けています。

これは、手すりの隙間から水が入って縦材に水が溜まりそれが凍って膨張したことによる凍害です。

もともとこの水が溜まってしまった原因も柵の小さな隙間に水が入ってそれが凍って隙間が広がってしまったことによるものと思われます。

寒冷地では、このような凍害が一般住宅の屋根や樋、外壁で起こることがあります。

時には窓枠がやられてしまうこともあります。

最近の住宅であれば新築のうちはほとんど問題ないですが、メンテナンスを怠るとこういった問題が起こってきますので寒い地域にお住いの方は注意が必要です。

特に、住宅で気を付ける場所としては、雨樋(の清掃)や外壁(のコーキング)、バルコニーの床などで起こりやすいです。

可能性は低いですが、ダメージを受けやすい場所だったりする場合には製品の保証期間内であったり、施工がしっかり行われていてもダメージを受けてしまう場合があります。

例えばここ。
外壁_2
わかりにくいのでアップしてみます。

ここの継ぎ目です。
外壁
遠目に見るとほとんどわかりませんが、外壁の種類によってはシーリングの無い継ぎ目部分が存在します。

メンテンス不足によるシーリングの劣化は凍害にとってそもそも論外なのですが、シーリングの無い継ぎ目やシーリングレスの外壁などは吹き付けるような雨や雪が降った場合にその水分が浸入してそれが凍って凍害を起こす原因になります。

ただ製品や施工上に何か問題がある訳ではないので防ぎようがない部分もあるのですが、日頃の点検で早めの発見と早めの対応をとることが対策としてはベターになってくると思います。

あと話が断線しますが、こういった凍害と予防する意味でも雨や雪を防いでくれる屋根の庇が重要な役割を果たしてくれます。

話をもどしますが、こういったチェックは専門家でなくても施主さん自身の目で目視で確認できる場合がありますで、可能であればメーカーの保証期間などにかかわらず定期的なチェックをしてみるといいかもしれません。

ということで完全な雑談になりましたが、凍害の話でした。


最後までお読み頂きありがとうございます。



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