今日は、屋根材について話をしたいと思います。

ちなみに前回は、直下率について話をしましたのでまだの方は併せてどうぞ!


ところで、瓦などの屋根に使われる仕上げ材料のことを屋根材と表現していますが、何種類くらいあるかご存知ですか?

焼き物(瓦)、スレート(瓦)、鋼板などが一般的ですが、そのほかにもセメント、茅、杉皮など自然素材が使われるケースもあります。


今日は、この屋根材によって建物の強度が変わるということについて話したいと思います。
なお、この説明は、どの屋根材を選択するかなどの参考となるような考える機会の提供を目的としていますので、屋根材の性能の是非を決定するものではありませんので誤解のないようお願いします。


なぜ、屋根材で強度が変わるのか、それは、単純にその重さが違うからです。

一般的には、焼き物、スレート、鋼板の順に重く、例えば耐震基準を満たしていない建物の屋根材を変えるだけで耐震基準をクリアさせるようなケースもあるほどです。
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※画像はケイミューさんからお借りしました。


ちなみにこれが焼き物の瓦屋根
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そしてスレートの瓦屋根
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最後に鋼板の屋根です。
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重さを数字で示すと、製品によってまちまちですが、だいたい焼き物(瓦)は40kg/㎡、スレート(瓦)20kg/㎡、鋼板は5kg/㎡くらいです。

そうすると35坪くらいの家で屋根面積を60㎡だとすると、

・焼き物(瓦)は、2400kg

・スレート(瓦)は、1200kg

・/鋼板は、300kg  となります。

建物の屋根には、それそれの屋根材に応じた重さがかかっています。

ちなみに焼き物(瓦)は40kg/㎡といいましたが、実際は、もっと重いこともあります。


なので例えば、小さな家で控えめの部屋(梁スパンが短い)ガルバリウムなどの鋼板の屋根の家などは、強度的にも十分な家が多いなんてことが多々あります。


前回の話と総合すると、デザイン性と今回の話(強度)が逆相関の関係であることがわかっていただけたと思います。(もちろん、コストをかけてこれらを補う構造や補強を用いることは十分可能です。)

壁の無い広いリビング、大きな窓、豪華な瓦葺の屋根、大きな家は、あこがれますよね。

でもその裏ではこういった難しさもありますので、十分に検討してください。


では、よい家づくりを。

前回記事: